ロボ図鑑

FarmBot Genesis v1.8

播種・散水・土壌計測・除草をXYZガントリーで自動化するオープンソース農業ロボット。公式REST API、リアルタイムMessage Broker、Python/JavaScriptライブラリまで揃い、AIから状態を読みながら指示できる。

SPEC PLATE — 図鑑No.010
名称
FarmBot Genesis v1.8
メーカー
FarmBot
分類
農業・屋外
AI接続性
AI-4
接続の口
クラウドAPI: FarmBot REST APIクラウドAPI: FarmBot Message BrokerSDK: farmbot-pySDK: FarmBotJS
自律度
2 / 3 — 状態取得+フィードバック
ハック難度
実売価格帯
US$5,995(公式価格・2026-08-09確認、国際配送あり。日本への輸入税・手数料は別)

判定根拠: 公式REST APIで栽培レイアウト・シーケンス・画像・ログ等を読み書きでき、実機制御は公式Message Broker経由のRPCで行える。公式のfarmbot-py / FarmBotJSもあり、状態イベントと制御の両方が揃うためAI-4。公式MCPおよび実用水準のコミュニティMCPは確認できず、AIエージェントからはAPI/SDKをツール化するひと手間が残るためAI-5にはしない。

この機械は何か

FarmBot Genesis v1.8は、菜園の上をXYZ方向に動くガントリー型の農業ロボットである。付属ツールを自動交換し、播種、散水、土壌水分の計測、軽作業の除草、定点撮影を繰り返す。対象面積は最大1.5m×3m。Raspberry Pi 4、Farmduino、エンコーダ付きステッピングモーター、IP67電源、USBカメラを含む。公式価格はUS$5,995で、日本では輸入税・通関費用、菜園、水道、電源、ネットワークまで要る。

接続の口

接続は二層に分かれる。REST APIは栽培レイアウト、植物、シーケンス、定期実行するFarm Event、写真、ログ、設定をJSONで読み書きする。実機を動かす命令はMessage Brokerへ送る。公式文書はMQTT、WebSocket、AMQPを挙げ、第三者スクリプトからも認証付きでRPCを送れると明記している。Pythonでは公式のfarmbot-py、JavaScriptではFarmBotJSが認証と通信を包む。FarmBotJSは位置などの状態変化をstatusイベントで受け、移動、原点復帰、緊急停止などのRPCを扱える。ただし公式はNode.js環境を本番利用しておらず、Nodeで使うならブラウザと同じ成熟度を前提にしない方がよい。公式または実用水準のコミュニティMCPは確認できない。

AIから動かすまでの道のり

  1. my.farm.botでアカウントと実機を設定し、APIトークンを発行する。
  2. REST APIから栽培レイアウト、シーケンス、画像、ログを読む。
  3. farmbot-pyまたはMessage BrokerのMQTT接続をAIエージェントのツールとして包む。
  4. AIの提案を直接モーター命令へ落とさず、移動範囲、水量、実行可能時間、緊急停止状態を固定ルールで検査してからRPCを送る。
  5. status・ログ・写真を次の判断へ戻す。

できること・できないこと

できる: 位置と状態の取得、XYZ移動、原点復帰、ピン制御、写真撮影、シーケンス実行、Farm Eventによる定期運転、ログ取得、栽培レイアウトの更新。状態を読んで次の命令を返せるため自律度2。定期実行だけでは「監視・判断・実行を人間なしで常時回す」実例にならないため自律度3とはしない。

できない/注意: 組み立て、給水系の漏れ、ツール詰まり、補給、植物を傷めない経路の保証は物理側に残る。運転域へ人や動物が入らないよう区画し、ガントリーの挟まれ・巻き込まれと回転工具に備える。保守時は電源と給水を物理的に遮断する。付属電源は110/220V入力だが、日本の屋外配線・プラグ・漏電保護への適合は設置条件ごとに確認し、固定配線を伴うなら有資格者へ依頼する。緊急停止経路をAIと同じソフトウェア層だけに置かない。

組み合わせのヒント

情報の出どころ

最終更新: 2026-08-09

近くの標本