この機械は何か
FarmBot Genesis v1.8は、菜園の上をXYZ方向に動くガントリー型の農業ロボットである。付属ツールを自動交換し、播種、散水、土壌水分の計測、軽作業の除草、定点撮影を繰り返す。対象面積は最大1.5m×3m。Raspberry Pi 4、Farmduino、エンコーダ付きステッピングモーター、IP67電源、USBカメラを含む。公式価格はUS$5,995で、日本では輸入税・通関費用、菜園、水道、電源、ネットワークまで要る。
接続の口
接続は二層に分かれる。REST APIは栽培レイアウト、植物、シーケンス、定期実行するFarm Event、写真、ログ、設定をJSONで読み書きする。実機を動かす命令はMessage Brokerへ送る。公式文書はMQTT、WebSocket、AMQPを挙げ、第三者スクリプトからも認証付きでRPCを送れると明記している。Pythonでは公式のfarmbot-py、JavaScriptではFarmBotJSが認証と通信を包む。FarmBotJSは位置などの状態変化をstatusイベントで受け、移動、原点復帰、緊急停止などのRPCを扱える。ただし公式はNode.js環境を本番利用しておらず、Nodeで使うならブラウザと同じ成熟度を前提にしない方がよい。公式または実用水準のコミュニティMCPは確認できない。
AIから動かすまでの道のり
- my.farm.botでアカウントと実機を設定し、APIトークンを発行する。
- REST APIから栽培レイアウト、シーケンス、画像、ログを読む。
farmbot-pyまたはMessage BrokerのMQTT接続をAIエージェントのツールとして包む。- AIの提案を直接モーター命令へ落とさず、移動範囲、水量、実行可能時間、緊急停止状態を固定ルールで検査してからRPCを送る。
status・ログ・写真を次の判断へ戻す。
できること・できないこと
できる: 位置と状態の取得、XYZ移動、原点復帰、ピン制御、写真撮影、シーケンス実行、Farm Eventによる定期運転、ログ取得、栽培レイアウトの更新。状態を読んで次の命令を返せるため自律度2。定期実行だけでは「監視・判断・実行を人間なしで常時回す」実例にならないため自律度3とはしない。
できない/注意: 組み立て、給水系の漏れ、ツール詰まり、補給、植物を傷めない経路の保証は物理側に残る。運転域へ人や動物が入らないよう区画し、ガントリーの挟まれ・巻き込まれと回転工具に備える。保守時は電源と給水を物理的に遮断する。付属電源は110/220V入力だが、日本の屋外配線・プラグ・漏電保護への適合は設置条件ごとに確認し、固定配線を伴うなら有資格者へ依頼する。緊急停止経路をAIと同じソフトウェア層だけに置かない。
組み合わせのヒント
- 天気APIと土壌水分を同時に読み、散水量を決める。判断はAI、上限と禁止時間帯は固定ルールに分ける。
- USBカメラ画像を画像モデルへ渡す場合も、画像判定だけで除草ツールを動かさず、座標と信頼度の確認段を置く。
- /ratingの基準どおり、公式API/SDKは揃うがMCP未確認なのでAI-4である。