ロボ図鑑

SwitchBot ボット(CR2型)

既存のスイッチやボタンに貼り、アームで物理的に押すCR2電池式の小型アクチュエータ。公式OpenAPIと公式MCPから操作でき、APIのない家電にもAIの指を生やせる。

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SPEC PLATE — 図鑑No.012
名称
SwitchBot ボット(CR2型)
メーカー
SwitchBot
分類
スマートホーム
AI接続性
AI-5
接続の口
MCP(公式): SwitchBot OpenAPI CLI / MCPクラウドAPI: SwitchBot OpenAPI v1.1ローカルAPI: SwitchBot Bot BLE Open API
自律度
1 / 3 — 単発コマンド
ハック難度
不要(公式の口だけで届く)
実売価格帯
CR2電池タイプ公式価格¥4,980(税込・2026-08-15確認)

判定根拠: メーカー公式OpenAPI v1.1にBotの制御例があり、turnOn/turnOff/pressを送れる。公式BLE APIは電池残量・ファームウェア・動作モード等の基本情報取得とアーム動作を公開。さらに公式OpenAPI CLIのMCPがBotを対応機種として明記するためAI-5。ボット自身が返せるのはアーム側の状態で、押した先の家電が本当に動いたかは分からないため自律度1。カメラや消費電力センサー等で結果確認を足すまでは閉ループとみなさない。

CONNECTION GUIDE — この機種を動かす

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この機械は何か

SwitchBot ボット(CR2型)は、既存のスイッチやボタンの横へ貼り付け、小さなアームで人の指の代わりに押すアクチュエータである。壁スイッチ、炊飯器、コーヒーメーカー、給湯器など、ネットワーク機能もAPIもない機械を物理層から操作対象に変える。43×37×24mm・42g、工具なしで設置でき、押すモードとスイッチモードを選べる。タッチパネルには対応しない。

この図鑑でボットを独立した標本にする理由は、ハブの付属品ではなく「AIが物理世界へ出る最小の指」だからだ。CR2型の公式価格は税込4,980円。ハブなしでもBluetoothで近距離操作と本体タイマーが使え、ハブ2/ハブ3等を足すと外出先からの操作とOpenAPI/MCP経由の制御へ広がる。公式ストアには別SKUの充電式「ボットCharge」もあるが、今回確認したAPI/BLE資料から同じ互換性を確定できないため、この標本の評価対象には含めない。

接続の口

最短はメーカー公式の @switchbot/openapi-cli である。v3.8.1(2026-07-28公開)の公式CLIはBotを対応機種として明記し、switchbot mcp serve でstdio MCPサーバーを起動できる。Claude Code、Codex、Gemini向けのセットアップ導線も公式READMEに揃った。自然言語から「給湯器のボタンを押す」を実行するまで、自前のツール定義を挟まず進める。

クラウドAPIを直接使う場合は、SwitchBot OpenAPI v1.1の POST /v1.1/devices/{deviceId}/commandsturnOnturnOffpress を送る。トークン・シークレット・時刻・nonceからHMAC署名を作る必要があり、個人利用は1日10,000回まで。クラウド経由にはSwitchBotハブが別途要る。資格情報をチャットや共有ファイルへ貼らず、可能なら switchbot auth login とOSキーチェーンを使う。

近距離で完結させたい場合は公式BLE APIもある。アームの押下・スイッチON/OFF、基本情報取得、タイマー設定までパケット仕様が公開されている。クラウド障害やインターネット接続に依存させたくない用途ではこちらが本線になるが、BLEプロトコルを直接扱うぶん実装の手間は増える。

AIから動かすまでの道のり

  1. ボットを対象ボタンの横へ仮当てし、アームが中央を押して確実に戻る位置を決める。いきなり両面テープを圧着せず、干渉と押下力を先に確認する。
  2. SwitchBotアプリへ追加し、単純な押しボタンなら「押す」、ロッカースイッチなら専用パーツを使う「スイッチ」を選ぶ。
  3. 近距離操作だけならここで完了。AIからクラウド操作するならハブへ接続し、公式CLIの switchbot auth login またはAPIトークン/シークレットを設定する。
  4. MCPを登録し、まず機器一覧と対象IDを確認してから1回だけ press を試す。同名機器が複数あるならIDを固定する。

できること・できないこと

できることは明快だ。人が押せる一方向ボタンを押す。専用パーツを正しく設置できるロッカースイッチなら、アームで引き戻してON/OFFも切り替えられる。本体タイマーはスマートフォンとの接続が切れても動くため、単純な時刻実行ならハブすら要らない。

できないことも同じくらい重要である。ボットが知っているのは自分のアームと電池の状態で、押した先の給湯器やコーヒーメーカーが実際に起動したかは読めない。だから自律度は1とした。カメラ、スマートプラグの消費電力、接点センサーなどを別に足し、「押す→結果を見る→必要なら止める」を作って初めて閉ループになる。

また、壁のタッチパネルには使えない。曲面、ざらついた面、高温部、結露する場所では粘着固定が外れる可能性がある。本標本はCR2型だけを対象とし、充電式のボットChargeへCR2電池やこの接続評価を流用しない。

安全に使う境界

ボットは押下を自動化するだけで、対象機器の安全機構を理解しない。ガス・火気・刃物・シャッター・ガレージドア・浴槽給湯など、人や動物の有無を確認せず動かすと危険な機器には単独で使わない。生命維持、避難、防犯の唯一の操作経路にも置かない。AIから動かす場合は、対象IDの固定、実行前確認、操作履歴、結果センサー、手動停止手段を用意する。

組み合わせのヒント

公式CLI/MCPから単発pressまで通す順序はSwitchBot Botを公式MCPから押すレシピを参照。

レーティング基準の詳細は /rating を参照。

情報の出どころ

最終更新: 2026-09-13

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